〈埼玉県入間郡〉ギノウス株式会社 - 人が喜ぶ会社

2024年10月10日

今回は、ギノウス株式会社の新社屋を取材させていただきました。

ギノウスは、全国各地で商業施設に特化した左官工事、タイル・レンガ・ブロック工事、石工事、防水工事、金属工事などを手掛ける技術者集団です。従業員として勤務する職人の数は業界内でも際立って多く、多数の自社トラックを所有しており、全国24時間どこへでも対応可能であることを強みとしています。

今回はそんなギノウスの新社屋とトレーニングセンターをご案内いただきましたので、その働く環境をバーチャルオフィスツアーを用いて、余すところなくご紹介させていただきます!

”歩いて楽しむ” バーチャルオフィスツアー

まず、はじめにオフィスをデジタル空間で実際に歩いてみてください。

そのあとに記事を読んでもらえると、この記事がもっと楽しめると思いますよ!(360度画像内の矢印を押すことで、任意のエリアへ移動することが可能です!)

オフィス案内人

ギノウス株式会社のオフィス案内人、冨岡さん

今回の取材では管理課 経理グループの冨岡さんにご案内をいただき、長きに渡り左官業を営んできたギノウスならではのこだわり溢れる職場環境についてお話を伺うことができました!

新社屋建設プロジェクト

ギノウスは先代の事業を現・代表取締役社長である川﨑さんが引き継ぎ、2000年にゼネコン工事から商業施設工事へ転換を計るとともに事業所の拡大を続けています。さらに、2003年には埼玉県三芳町内に本社を移転。新型コロナウイルスの影響により建設業界が厳しい状況に陥る中、ギノウスは従業員の雇用、技術の維持を最優先とし、もともと構想段階にあったトレーニングセンターと新社屋の建設を進める決断をしました。

代表の川﨑さんは、「コロナ禍が明ける頃には中断していた現場も一気に再開すると想定し、資材の在庫状況や価格上昇、作業人材の確保等も含め、早め早めの判断をしました。結果として従業員を1人も手放すことなくコロナ禍を乗り切り、さらには新社屋の完成へと繋がりましたね」と語ります。

“人が喜ぶ会社”を体現する新社屋へ

新社屋は、三芳町上富にある交差点に構えることにしたそうです。「建物は存在そのものだけで人に訴えかけるものがあり、会社そのものを表す」という考えから、企業理念でもある”人が喜ぶ会社”を体現する新社屋の建設を目指しました。新社屋の内装や一部の外装は自社の職人が手掛けられたそうで、職人技術のショールームのような役割も担っているそうです。

外観

ギノウスの新社屋は東武東上線「ふじみ野駅」からタクシーで約15分、ふじみ野駅西口発 東武バス「西原住宅入口バス停」から徒歩約9分の、各種企業の倉庫や流通センターが多く集まる地域にあります。

24時間365日の業務体制であるギノウスではトラックの出入りなど業務上の近隣への影響を考え、まずは地域の人に喜んでもらえる存在であるために、当初の敷地面積から外構を削りもともと狭かった交差点前の道路へゆとりを持たせました。外壁は黒色の計画だったところを、周囲へ威圧感を与えないよう白色へ変更しています。

ギノウス株式会社の外観1
ギノウス株式会社の外観2
ギノウス株式会社の受付窓口
受付窓口
ギノウス株式会社の石造の外装
自社の職人が手掛けた石造りの外装

1階エントランス

新社屋は2階建ての3棟からなる建物で構成されており、1階が各種倉庫や作業道具ロッカー、2階が事務所スペースとなっています。

入り口は地層を表現した版築仕上げの壁が特徴的です。

ギノウス株式会社のエントランス入り口

エントランス内には「世界一を目指す」というギノウスの想いが込められた、大きなエベレストのタイル絵が飾られています。

2階へと続く階段には、木材を多角形に加工して作られた特徴的な手すりがつけられており、夜間には窓の外から入り込む光が手すりの面に絶妙なバランスで反射し、外から見ると印象的な装いになるそうです。

ギノウス株式会社のエントランスにあるエベレストのタイル絵
ギノウス株式会社のエントランスの階段
ギノウス株式会社の従業員通用口
エントランス裏手の方に従業員通用口が設けられています。

エントランスホール

エントランスの階段の先は広々としたエントランスホールに繋がっており、室内履きへと履き替えての移動となります。壁や天井は自然素材が人間にもたらす心地よい空気を感じられるよう、土壁が取り入れられています。塗り方を荒くすることで力強い質感を出し、デザインとしても人の心に訴えかける壁を作りたいという想いが込められているそうです。

土壁は素材の特性上ひび割れが生じやすいという特徴があるため、ギノウスでは実験的にガラスネットを全面に入れて仕上げることにしました。その結果、ひび割れも抑えられ、今後の現場でも提案できる技術として大きな経験となったそうです。まさに、左官業を長年営まれてきたギノウスの職人魂が感じられる空間ですよね!

ギノウス株式会社の2階エントランスホール
下足入れは正面から見えないカウンターの裏側に用意されています。
ギノウス株式会社のエントランスホールに掲げられた書
エントランスホールの壁には「月日が早く流れていく」ことの喩えと、「志さえあれば最後には成功する」という意味の熟語が書かれた、代表取締役社長 川﨑さん直筆の書が掲げられています。

応接室

応接室をはじめとする個室の天井や壁の大部分は、”呼吸する壁”とも称される漆喰塗装がなされています。漆喰には冬場の乾燥や夏場の湿気を防いだり、匂いを吸収してくれる効果があるそうです。応接室ではそのうちの壁の一面を部屋ごとに異なるデザインを取り入れています。

応接室1は主に来訪者を優先してご案内する場となっており、ヤチダモという木で作られた大きな一枚板の机と大谷石を取り入れた壁が印象的な空間です。大谷石の壁には社長自らが「私の人生」をテーマに選んだ、大きな帆船が描かれた絵画が飾られています。

ギノウス株式会社の応接室1
ギノウス株式会社の応接室1の別角度画像
ギノウス株式会社の応接室2
応接室2。壁は茶色みがかったブリックタイル仕様。
ギノウス株式会社の応接室4
応接室3。こちらは従業員が主に利用しているそうです。
ギノウス株式会社の応接室3
応接室4。ニューヨークのブルックリンをイメージした、黒色のブリックタイル仕様。

事務室

こちらはバックオフィス業務に携わる方の執務スペースとなっています。エントランスホールに面する壁は、ガラスでできているため奥行きが感じられ、クリーンでフォーマルな印象が特徴的です。従業員同士の繋がりを感じられるよう、仕切りを設けずにお互いの顔が見えるようなレイアウトが意識されています。

デスク間の通路は十分な広さがあり、ゆとりがある空間ですよね!こちらは今後従業員が増加した際も柔軟に対応できるよう、余白を持たせているそうですよ!

ギノウス株式会社のエントランス側から見た執務室
ギノウス株式会社の執務室

研修室

従業員の研修体制が充実しているギノウスでは、収容可能人数約100名の広い研修室が設けられています。現在ではこの広さでも手狭になってきているとのことで、今後空いているスペースを活用して3倍の広さに拡張する予定だそうです!

ギノウス株式会社の研修室1
ギノウス株式会社の研修室2
ギノウス株式会社の研修室3
ギノウス株式会社の研修室前にある自社職人手作りの机が置かれた待合スペース
研修室前には自社職人手作りの机が置かれた待合スペースがあります。

食堂

食堂にはレンジ、ポット、冷蔵庫、炊飯器など、調理器具や設備が整っており、昼休憩時に使用されたり、社内行事や夜間ミーティングの際はこちらで食事を作って食べたりと、社内のコミュニケーションの場にもなっています。

内装に使用されているレンガやタイル、床材などは、現場用に仕入れて余ってしまった資材を再活用し、雰囲気を統一させるため色味や加工を施して使用されています。資材の再活用を通して新たな加工技術への気付きを得ることもあったそうで、あたたかみのある装いの裏には職人の技術に対する探究心が潜んでいるようでした!

ギノウス株式会社の食堂1
ギノウス株式会社の食堂2
ギノウス株式会社のテラス
食堂に隣接する、外の空気が感じられるテラス席

食堂の奥は空きスペースとなっており、現在備品倉庫として使用されていますが、今後は従業員全員が集まって楽しめる場を会社として作る計画が進んでおり、BARやカラオケ、スクリーン設備などを備えたスペースとして改装予定だそうです。次はどんなスペースが出来上がるのか、模型を用いながらお話しされる姿を見てこちらも期待に胸が弾んでしまいました!

ギノウス株式会社の改修予定スペースの模型
食堂スペース奥、拡張計画の模型

トイレ

ギノウスでは新社屋建設にあたり、トイレの内装にもこだわりを持って取り組まれたとのこと。天井が高く、個室のパーテーションも天井に合わせた高めの造りとなっています。「仕事の合間によく利用することになるトイレこそ、少しでも心を休められる空間であってほしい」との想いから、ホテルのような雰囲気を目指して造られたそうです。

ギノウス株式会社のトイレ1
通常ではあまり使用されることのない大判の石を使用した内装。
ギノウス株式会社のトイレ2
トラバーチンと呼ばれる大理石を使用したトイレも。
ギノウス株式会社のトイレ3
ギノウス株式会社のトイレ4

1階 倉庫

新社屋1階部分には大きな倉庫が設けられており、資材の搬入や、現場トラックへの積み込みのための動線も確保されています。雨に濡れてはいけない資材も多くあるため、積み込み済みで出発を控えているトラックも丸ごと倉庫内で待機できるほどの広さとなっています。

ギノウス株式会社の倉庫

倉庫エリアには職人道具も全て保管できるよう、クローゼットのような大きさの個人倉庫が用意されています。隣には職人用の休憩スペースとミーティングルームが設けられており、中では勤務時間が早朝や深夜に及ぶ職人とバックオフィス業務の従業員が連携をとるために、勤怠管理と連絡事項の共有ができるようになっているそうです。

ギノウス株式会社の職人の個人倉庫
ギノウス株式会社の資材納品口兼保管庫
現場単位で使用する資材の納品口兼保管庫。社屋入り口に近い場所に設けられています。
ギノウス株式会社のクリーニングヤード
モルタル材料を準備するためのスペース

バス停「八軒家」

ギノウスの新社屋前の歩道には「八軒家」というバス停があります。元々の歩道は狭く、ベンチもない停留所であったことから、利用者が立ちながら待っている姿を見て「どうにか座って待てる場所を作れないか?」と思い立ち、西武バス株式会社と協議して新社屋敷地内にバス停を作るプロジェクトを発足。デザインにもこだわられており、かまくら型のスペース内には夜間に間接照明が灯る木製のベンチが設置されています。

ここは、新社屋建設段階から近隣住民への影響を考え、少しでも喜んでもらえるにはどうすべきかを追求するギノウスの想いが詰まった象徴的な場所です。バスを待っている間もほっと一息つけるような、憩いのひとときが送れそうなバス停ですよね!

ギノウス株式会社の敷地内にあるバス停「八軒家」1
ギノウス株式会社の敷地内にあるバス停「八軒家」2
ギノウス株式会社の敷地内にあるバス停「八軒家」3
表の部分には、土を被せて芝を植え込んでいます。

トレーニングセンター

センターでは左官、タイル、防水など、各種技術の練習を行っており、年間を通じて技術研修プログラムに沿って、日夜技術を磨いています。

実際の現場にて特殊な技術が必要となった際の練習や、日本人・外国人職人の技能検定のための練習などにも活用されているそうです。

ギノウス株式会社のトレーニングセンター1
ギノウス株式会社のトレーニングセンター2
外国人技能実習生の技能検定対策用練習設備(画像右)
ギノウス株式会社のトレーニングセンター3
セメントの代わりに石灰を使用しているため、固まることなく繰り返し練習することが可能です。
ギノウス株式会社のトレーニングセンター4
ギノウス株式会社のトレーニングセンター5
ギノウス株式会社のトレーニングセンター6
2階フロアでは塗床材のメーカーと協業し、材料の開発が行われることも。
ギノウス株式会社のトレーニングセンター7
3階フロアでは、広いスペース内に練習用の壁が複数用意されています。


以上、ギノウス株式会社のバーチャルオフィスツアーでしたが、いかがでしたでしょうか。

丁寧に施工された内装や、一部の外装からは自社職人の技術の高さを垣間見ることができました。また、自社の従業員に対してはもちろんのこと、地域への影響も考え造られた新社屋は、"人が喜ぶ会社"をまさに体現する空間です。

そんなギノウスでは、成長意欲旺盛な仲間を募集しています。ギノウスの働く環境や想いに興味を持たれた方は、ぜひ一度下記の採用情報をご覧ください!

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